外壁・屋根の塗装をお考えの方へ


《外壁材と塗装のポイント》

1.サイディング

サイディング壁に塗装する場合、築10年以上たっている、または前回塗装から10年以上経過している場合は、コーキング目地が劣化していることがあります。コーキングの打ち換え費用も予算に入れておいた方が良いでしょう。また外壁材の凸凹により、必要塗料が多少変わります。凸凹が大きい方が塗料が多く必要になります。適正塗料はシリコンかラジカルシリコンが良いです。フッ素や無機塗料は硬く、コーキングなど柔らかい物質の微妙な変化に追従できないのでヒビが入りやすいため避けた方が良いでしょう。

 

2.モルタル

モルタル壁の場合、ひび割れ補修が必要になることがあります。

材質の凸凹により、必要塗料が多少変わります。凸凹が大きい方が塗料が多く必要になります。適正塗料は、シリコン、ラジカルシリコン、フッ素、無機塗料と幅広いです。

 

3.金属サイディング

外壁が金属サイディングの場合、下塗りに錆止め成分が入っているものを使用します。凸凹により必要塗料が多少変わります。凸凹が大きい方が塗料が多く必要になります。適正塗料はシリコンかラジカルシリコンが良いです。フッ素や無機塗料は硬く、薄い板金材など熱や衝撃により変化に追従できないためヒビが入りやすいので避けた方が良いでしょう。

 

4.ALC

ALCに塗装する場合、築10年以上たっている、または前回塗装から10年以上経過している場合は、コーキング目地が劣化していることがあります。コーキングの打ち換え費用も予算に入れておいた方が良いでしょう。また、サイディング材に比べコーキング量が多いので、費用がその分多くかかります。凸凹により必要塗料が多少変わります。凸凹が大きい方が塗料が多く必要になります。適正塗料はシリコンかラジカルシリコンが良いです。フッ素や無機塗料は硬く、コーキングなど柔らかい物質の美容な変化に追従できないためヒビが入りやすいので避けた方が良いでしょう。

 

5.タイル

外壁がタイルの場合、タイルが浮いてないか確認をします。浮いている場合はボンドの注入など必要な処置を施します。適正塗料は浸透防止剤の塗布をおすすめします。目地からの雨水の侵入を防ぎ、タイルの風合いを生かせます。


《各種塗料と特性》

1.アクリル塗料

耐久性が低いので、最近はほとんど使われない。耐用年数5~8年

 

2.ウレタン塗料

耐用年数が低いので、最近はほとんど使われない。耐用年数8~10年

 

3.ラジカルシリコン塗料

耐久性と費用バランスが良く、最も多く使われている。耐用年数10~15年

紫外線が当たると発生する劣化の原因「ラジカル」の発生を抑え、大尉用年数が増した。

弾力性があるので、コーキング(サイディング壁)・板金の塗料には最も適している。

 

4.フッ素・無機塗料

費用と耐久性・防汚性が高い。耐用年数15~20年

モルタル壁、スレート瓦の塗装に適している。

弾力性が劣るので、コーキング(サイディング壁)・板金の塗料には適さない。

 

5.その他

クリアー塗料

透明な塗料。既存壁の柄をそのまま生かす場合に使用する。

シリコンとフッ素塗料がある。素材が退職し始める前の壁のみに塗装できる。

コーキング(サイディング壁)の場合、シリコン塗料が適している。

 

遮熱塗料

太陽熱の反射率を高め、屋根・外壁の温度上昇を抑える。多少費用がかかる。

温度の感じ方は個人差や体調差があるので、どの程度効果があるのかは明確に伝えきれない。

シリコンとフッ素がある。

 

つやありとつやなし

つやありが一般的塗料。つやがあるほど、耐久性が長く汚れが付きにくい。

年数を経過すると自然につやが減少してくるので、最初からつやを消すケースは限られる。

 


《屋根材と塗装のポイント》

1.スレート

屋根材がスレートの場合はひび割れ補修が執拗な場合があります。そりや割れが多い場合はカバー工法など塗装以外の方法を検討しなければならない場合があります。適正塗料はシリコン、ラジカルシリコン、フッ素、無機塗料と幅広いです。

 

2.スレート瓦

屋根材がスレート瓦の場合、平坦ではないためスレートに比べ多く塗料が必要です。適正塗料はシリコン、ラジカルシリコン、フッ素、無機塗料と幅広いです。

 

3.板金葺き

屋根材が板金時の場合は、下塗りに錆止め成分が入っているものを使用します。凸凹により必要塗料が多少変わります。凸凹が大きい方が塗料が多く必要になります。適正塗料はシリコンかラジカルシリコンが良いです。フッ素や無機塗料は硬く、薄い板金材など熱や衝撃に追従できないためヒビが入りやすいので避けた方が良いでしょう。